根管治療について
このブログでは根管治療の事はもちろんのこと、一般歯科や日々の口腔ケアの情報についても発信していこうと思っております。
歯内療法、根管治療と聞いても何の治療かピンとこない方もいらっしゃるかと思います。根管治療とは歯の根の治療の総称です。
根管治療は”初回の根管治療”(Initial Treatment)と”再治療”(Retreatment)とに分類されます。
一つ目の”初回の根管治療”(Initial Treatment)とは、虫歯や歯が欠けることによって歯の神経(歯髄)に炎症が生じた場合に必要となる処置です。この場合の根管治療では歯の神経を取る処置となります。また、歯の神経が無症状の内に死んでしまい感染が生じた際も歯の神経を取る処置が必要となります。このように、まだ誰も歯の神経に触っていない状態での治療を”初回の根管治療”(Initial Treatment)と言います。
二つ目の”再治療”(Retreatment)とは過去に根管治療をしている歯に対して、再び治療が必要となった場合のことです。再治療が必要となる原因はいくつかありますが、その中でも多いのが歯の中が感染することによって歯の根の先の周囲の骨を溶かし膿を溜め込むことです。このような状態になるとレントゲン写真で歯の根の周りが黒くなります。これは症状がなくても進行していくことが多く、歯医者でレントゲン検査をしたら偶然発見されることも珍しくなく、ビックリされた経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このように根管治療のような歯の内側の治療を専門にしている歯医者を歯内療法専門医と言います。
豊島区池袋の倉本歯科医院では昭和大学歯科病院、東京医科歯科大学歯学部附属病院において歯内療法を専門に診療していた歯内療法専門医による診療を行っております。
歯に関して、気になること、お困りごと等ありましたら、ご相談ください。
2021年10月11日 11:02