倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

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年末年始の休診日のお知らせ

年末年始の休診日は2022年12月28日(水)午後~2023年1月4日(水)までとなります。
2022年12月は28日(水)午前中まで、2023年1月は5日(木)より診療しておりますので、お間違えのないようご注意ください。
2022年12月09日 10:36

筋・筋膜性疼痛  ~歯が痛いように感じる?~

今回も前回と引き続き筋・筋膜性疼痛症候群について書いていきたいと思います。
 
筋・筋膜性疼痛症候群は、急性または慢性の局所的な筋原性疼痛およびこわばりを引き起こす南部組織の炎症状態のことです。
筋・筋膜性疼痛症候群とその歯と関連している咀嚼性筋・筋膜性疼痛症候群は、筋靭帯痛として診断できます。
 
筋・筋膜性疼痛症候群の生涯有病率は一般集団で25~85%の範囲であり、30~50歳の女性に多くみられると報告されています。
痛みの専門外来であるペインクリニック患者の最大90%、顎関節症患者の50%以上が咀嚼性筋・筋膜性疼痛症候群を呈しているという報告もあります。
 
歯の問題と並行して出現する場合もあれば、他の疾患と並行して出現する場合もあるので、見逃されやすく適切な診断が困難なことが多いのです。
咀嚼性筋・筋膜性疼痛症候群は歯を叩いたり、咬み合わせたりした際の感受性試験で陽性となる事が多いのです。
このことから極稀に必要でないにも関わらず歯内治療の介入を受けるケースも見られます。
歯が痛いから歯科を受診して歯に異常所見がなくても、とりあえず歯の神経を取る歯内治療を受けたけれども症状が取れないという結果になります。
 
咀嚼性筋・筋膜性疼痛症候群は、そもそも口の開け閉めに主に作用している顔の筋肉である咀嚼筋に問題となる疾患がある場合、顎関節のように関連している周囲の組織に問題がある場合、または他の問題(例えば噛み合わせの異常など)に続発する可能性があります。
咀嚼筋の一部分を押して疼痛を感じる点をトリガーポイントと言い、筋・筋膜に炎症があるのかどうかの一つの指標となります。
筋肉や筋膜の問題であることから、整体で腰や脚、腕などを押してもらうと特別痛みを感じたポイントがある方もいらっしゃるかと思いますが、それとほぼ同じです。
一時的に良くなっても日々の生活習慣と関連して再び症状が顔をみせることもしばしばあります。
 
このような顔面の疼痛に関しては、口腔顔面痛専門医や歯科のペインクリニックが範疇となります。
周囲の歯に問題が見られる場合にはまずは歯の治療をしてしっかりと治すことを先行して、それでも痛みや違和感の症状が残存する場合は上記の専門医に診てもらう流れとなります。
特に歯内療法の分野において関連が強い分野であるので、術前の診査・診断を適切に行うことであらゆる可能性を患者さんと共有することが出来ます。
先行して歯内治療が必要な状況であるならば、歯内療法専門医による診査を受け専門医による治療を受けることをお勧めいたします。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。
https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2022年12月08日 13:00

痛みの関連について  ~歯の痛み?筋肉の痛み?~

今回は痛みについて書いていきたいと思います。
歯の痛みは最も一般的な口腔顔面痛の愁訴です。
歯の痛みの原因は様々で実際に歯が痛んでいる事もあれば、歯の周囲の組織が炎症を起こして痛みが出ている事もあります。
これらは総称して歯原性の疼痛と分類されます。
歯原性疼痛を紹介するということは非歯原性疼痛もあるということです。
実際、歯内療法専門医の診療所に来院する症例の約7%は非歯原性疼痛による関連痛と報告されています。
また、根管治療後にも持続する疼痛の53%~62%は非歯原性の関連痛であると報告されています。
さらに調べてみると、この非歯原性疼痛の80%が筋膜性疼痛症候群によるものであることが報告されています。
 
筋膜性疼痛症候群とは、急性または慢性の局所的な筋原性疼痛およびこわばりを引き起こす軟部組織の炎症状態と定義されています。
ざっくり言うと”筋肉に関連した痛み”ということです。
口の周りには複数の筋肉が存在し、口を開けたり閉めたり噛みしめを担う筋肉もあります。
この顔面の筋肉の痛みを歯の痛みと誤認してしまうことが多くあります。
もちろん実際に歯が原因で痛みがあり、それと筋肉の痛みが複合しているケースも多々あります。
しかし、歯を治療して異常所見がなくなっても持続する痛みに関しては非歯原性疼痛の可能性が高くなります。
 
歯内療法専門医は歯の神経に関する治療を行っている関係で痛みを取ってくれるスペシャリストと思っている方がいらっしゃいます。これは一般の歯科医師でも同じことを思っている場合があります。
しかし、歯内療法専門医は歯の内部の感染の除去やそれによる炎症を治癒させる事を本分としています。
その先に結果として歯が原因となっている痛みが取れるという仕組みです。
上記で書いているような非歯原性疼痛に関しても、あまり知られていませんが口腔顔面痛専門医という先生が存在します。
しかし、患者さん自身は歯の痛みを自覚しても、歯以外の痛みの可能性を考慮していきなり口腔顔面痛専門医を受診することはあまり現実的ではないかと思います。
その際は歯科医院を受診してしっかりと診査診断を行った上で、歯が関係ないことが考えられる痛みに対しては歯科医院から口腔顔面痛専門医の先生に紹介するのが確実です。
もちろん、歯が原因の痛みと歯以外が原因の痛みが複雑に絡み合っていることもありますので歯の治療が必要な状態ならば歯科治療を先行して行います。
ここでは歯をしっかりと治癒に導くことがその後の診療・治療にも影響を及ぼしますので、根管治療が必要な歯科治療に関しては歯内療法専門医による治療をお勧めいたします。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。
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2022年12月07日 13:30

歯の内部に穴が開いている③  ~歯を残すことができるのか~

今回も歯の内部に穴が開いてしまう“穿孔”について書いていきたいと思います。
 
初回の根管治療の際に穴が開いている場合は前回記述した何らかの要因によって歯が吸収してしまった場合や虫歯が進行した場合などが挙げられます。
また、以前に治療した際に穴が開いてしまっている場合もあり、それは通常のレントゲン写真のみだと検出できない場合があります。
レントゲン写真は撮影する角度によっては穴が開いている事が分からない場合があり、逆に通常のレントゲン写真で検出できる場合の方が少ない印象があります。
具体的な話をすると歯列に沿って歯の横方向に穴が開いている場合は通常のレントゲン写真でも検出は容易ですが、唇側、頬側や舌側方向は歯と重なっている関係で検出が困難となります。
根管治療を開始して初めて穿孔していることに気付く場合もあります。
 
そのような場合に有用となるのが歯科用CT(CBCT)です。
特に歯内療法の領域では小さな視野の画像で情報が事足りる為、通常のCT画像検査に比べて被ばく量も少なく済みます。さらに放射線が散乱するのを減らせるので画質を向上させることも可能です。
CBCTは穿孔の場所や方向、その周辺の組織の状態を3Dで視覚化することが出来ますが、歯科用材料が充填されていたりすると画像が見えにくくなってしまうこともあります。
穿孔が疑わしく通常のレントゲン写真で検出が困難な場合は術前にCBCTを撮像することを検討してもいいのですが、上記のようなこともある為、ある程度治療が進んでからCBCT撮像を行った方が良い場合もあります。
また穿孔の場所によっては通法の根管治療のみでは治癒に導くことが難しい場合もあるため、外科的根管治療の可能性を術前にお伝えすることも重要となります。
穿孔が起きていると一般の歯科医師では対応が困難な場合が多いので、その為保存が困難となってしまいます。
全ての穿孔している歯が保存できるとまでは言いませんが、穿孔していても諦めなくてもよい可能性があることは知っておいていただければと思います。
その際は歯内療法専門医までご相談することをお勧めいたします。
 
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2022年12月05日 13:40

歯の内部に穴が開いている②  ~歯を残すことができるのか~

今回も歯の内部に穴が開いてしまう”穿孔”について書いていきたいと思います。
 
歯の穿孔は、歯が吸収してしまったり虫歯の進行で起きてしまったり、治療中の偶発症として起きてしまうことがあります。
歯は時として原因不明に吸収を起こしてしまいます。吸収とは簡単に言うと歯の一部が溶けてしまうことです。虫歯により歯が欠けたり割れたりすることは聞いたことがあるかもしれませんが、虫歯でなくても歯の吸収は起きてしまう場合があります。
歯の吸収にも更に分類があり、”外部吸収”と”内部吸収”に分けられます。
外部吸収とは歯の外側から吸収が起きてそれが歯の内部の交通することで穿孔状態となります。
また内部吸収とは歯の神経(歯髄)を起点として起こる吸収でそれが拡がることで歯の外部と交通して穿孔状態となります。
穿孔の原因として歯の吸収以外にも虫歯の進行によって穿孔を起こしたり、治療中の偶発症として穿孔が生じることが多いです。
穿孔の発生率は複数の研究をまとめると0.7%~10%と報告されています。
また、穿孔を伴う歯内療法の失敗により抜歯された歯の割合は2.9%~4.2%と報告されています。
歯の穿孔は頻繁に起きるものでもありませんが、とても珍しい状況でもありません。
少し古い研究の報告では治療中の穿孔は発生の53%は歯の芯棒(ポスト)の挿入中に発生し、残りの47%は通常の根管治療中に発生すると報告しています。
この研究はマイクロスコープが歯科治療に広く用いられる前の研究なので、今調べるとまた違った結果が出ることが予想されます。
また、この研究では約75%が上顎で発生し、約25%が下顎で発生していると報告しています。
これは歯根の軸が歯肉より上に出ている歯の軸と微妙にズレている為に起こりやすく、上顎は覗き込んで治療をする為に下顎より起こりやすくなると推察されます。
根管治療後の被せ物を装着する上で必要な歯の芯棒(ポスト)を形成する際の穿孔も歯の軸と歯根の軸がズレていることが大きな要因となります。
どちらも軸がズレる原因として歯の内部が”見えない”ことに起因していると考えております。
歯の内部を治療する歯内治療を行う時は歯内療法専門医がマイクロスコープを用いて治療することで穿孔が起きるリスクを下げることができ、それによって歯を長期的に持たせることに繋がります。
マイクロスコープを用いた歯内療法はより精密に治療するイメージがあるかと思いますが、目を閉じて治療することから目を開いて治療をするくらいの大きな違いがあります。
まずはご相談ください。
 
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2022年12月02日 13:00

歯の内部に穴が開いている場合  ~歯を残すことが出来るのか~

今回は歯の内部に穴が開くこと“穿孔”について書いていきたいと思います。
 
根管治療は歯の内部の感染の除去、および再感染の防止を目的に行われています。
穿孔を起こすことにより歯の内部の感染がそこから周囲の組織に拡がったり、逆に歯の外側から細菌の侵入を許したり、または歯の耐久性を低下させることが懸念されています。
一昔前だと穿孔が起きた時点で抜歯になると言われており、それは歯内療法専門医以外の術者の治療では今もさほど変わりない考えです。
穿孔に対する治療法としてMTAという歯科用の材料を使用するということは歯科医の中では広く知られてきていますが、MTAを使用すれば全ての穿孔が治癒に導けるかというとそうではありません。
 
ここで一つの研究を紹介致します。
穿孔部位をMTAで封鎖して、その後14年間経過観察を行い、その治療効果を調べた研究です。
この研究では約93%で治癒が認められ、MTAの使用が穿孔部位の封鎖に効果的だということが再確認できましたが、ここで重要なのが治癒しなかった残りの7%です。
ここで述べられている治癒に導くことができない要因として、穿孔のサイズや部位が挙げられています。
穿孔のサイズが3mmより大きい場合や穿孔部位が歯周ポケットと交通していたり、より歯の上の方の部位の場合は再発したり治癒しないリスクが挙げると述べています。
術前にレントゲン写真やCT画像で確認できる場合もありますが、術中に穿孔を認める場合もあります。
重要なのが、それが治癒に導くことができる可能性が高いのかどうかです。
治療前や治療中でも起こっている情報を患者さんと共有していき今後の治療方針を決定していきます。
予後が悪いことが予想される場合は次の治療の一手に進んだ方が得策な場合もあります。
それは患者さんの考え方によって変わってきますので、こちらから考えを押し付けることは致しません。
もちろん、歯の内部に穴が開いているから抜いた方がよいと言われた場合でも救える可能性がある歯については全力を尽くしますので、まずはご相談ください。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療を行っております。
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2022年11月30日 13:10

根管治療の適用、非適用④  ~ガイドラインに基づいた判断~

今回も引き続き根管治療の適用、非適用について書いていきたいと思います。
 
前回までは、”機能させることも修復させることもできない歯”、”歯周組織の支持が不十分な歯”は根管治療の非適用であると述べていますが、今回は”予後不良の歯、非協力的な患者、または歯科治療の手順を実行できない患者”について書いていきます。
今回のテーマの内の”予後不良の歯”というのは”機能させることも修復することもできない歯”と被っている部分もありますが、ざっくり言うと”治る見込みのない歯”ということになります。
根管治療をしても治癒に導けない状況として、代表的な例は歯根破折している歯です。
歯根破折とは歯根に垂直性のヒビが入ってしまうことで、ヒビと聞くと骨にヒビが入るくらいのイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、骨とは違い歯には自己修復機能はなく僅かなヒビでも致命的となってしまいます。
歯根にヒビが入ったり、割れていても極論を言うと日常生活に支障なく食事の際に使用する(しっかり噛める)ことが出来れば問題ないと私は考えます。
それでは何が問題となるかというと、ヒビ(破折線)に細菌が感染することが最大の問題点となります。
歯根に入るヒビは髪の毛一本程度の大きさでも致命的となります。それはそのヒビの大きさでも細菌が侵入するには十分な大きさだからです。
更に歯根に入ったヒビが口の中と交通することで予後は完全に不良と判断されます。
根管治療をすることで一時的に(治療の際中のみ)感染の除去は可能かもしれません。しかし、治療の合間や治療後にヒビから細菌が絶えず侵入することで焼け石に水状態となってしまいます。
さらに現代の歯科医療の技術ではヒビを完全に修復することは困難とされています。不可能と書かない理由として歯根破折している歯を治癒に導けたという報告を多数耳にするからです。
専門医は論文などでしっかりと科学的に実証された研究やデータを基に治療法を選択しています。それらの積み重ねがガイドラインとして一般的な治療法として確立していきます。
治癒に導くことが科学的に保証されていない治療法を選択する場合、患者さんの強い希望がない限りは行わないのが現状です。
その一時良くなっても、時間が経って再発するリスクが限りなく高いからです。
もちろん、患者さんの考えからは人それぞれですので、よくよく相談した上で治療法は決定していきます。それは術中の状況も逐一説明して決定していきます。
術前に予後が悪いことが予想される歯や、術中に予後が悪くなる所見が発見されてしまった歯などは十分な説明、相談が必要不可欠と考えます。
その為にも現状で起きている事象をしっかりと把握できる環境で治療を進めることが何より大事であり、それが出来るのが歯内療法専門医での治療と考えています。
まずはご相談ください。
 
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2022年11月25日 13:00

根管治療の適用、非適用③  ~ガイドラインに基づいた判断~

今回も根管治療の適用、非適用について書いていきたいと思います。
 
根管治療を成功に導く上で、治療による効果がある歯なのかどうか診断することは根管治療における最も重要な事の一つと考えております。
前回は根管治療の非適用となる”機能させることも修復することもできない歯”について書きましたが、今回は”歯周組織の支持が不十分な歯”について書いていきます。
 
根管治療は歯内療法の領域の一つであり、歯内療法とは読んで字の如く、歯の内側の治療を指します。
歯は硬い硬組織で構成されており、その内側に存在する根管や象牙質が感染すると歯ではなく歯の周りの組織に悪影響を与えて”痛み”や”腫れ”の原因となります。
根管治療とは歯の内側の感染を除去することで歯そのものを保存したり、歯の周囲の組織の治癒を目的の一つとしています。
そこで今回のテーマである”歯周組織の支持が不十分な歯”ですが、ざっくり言うと歯周病が進行して歯の周囲の骨が減っている状態のことを指します。
根管治療が歯の内側の治療に対して、歯周病とは歯の外側(歯根表面)が細菌に感染することで進行します。
根管治療が必要となる歯については患者さんご自身での予防は中々困難を極めますが、歯周病は患者さんご自身のセルフケアが最も重要となります。
歯科医院で何カ月かに一度のメインテナンスを実施していても、日々のセルフケアが疎かであったり清掃のポイントがズレていたりすると歯周病は進行してしまいます。
虫歯などとは異なり、歯周病は進行することで歯がまったくの無傷な状態でも歯周病の進行度合いによっては歯が抜けてしまう恐ろしい疾患です。
最近では歯周病治療における材料や術者の技術の進歩、歯周病予防の啓蒙の甲斐あって救える範囲も拡大していますが、それでも手遅れにならないように定期的な歯科医院によるメインテナンスが重要なのです。
ここまで書いたことをまとめることで”歯周組織の支持が不十分な歯”が根管治療の非適用となる理由が見えてきます。
つまり、歯の内側の感染を除去して歯を治療しても、歯の外側の組織が細菌感染に侵されることで根管治療自体が成功しても歯周病が原因で歯を抜歯せざるを得ない状況のことを指しています。
 
歯一本を何とか保存したいと考えておられる方は日々のメインテナンスもしっかりされている方が多いというのが私個人的な感想ですので、根管治療専門で治療を行っていると重度の歯周病で治療が非適用となる状況は少ないように感じます。
しかし、歯周病と根の先の膿が合併しているような状況に遭遇することも少なくありません。
そのようなケースはまずは根管治療を行い、歯の内側の感染を除去した後に歯周病治療を進めていくのが治療のセオリーとなります。
歯周病治療を進めていく上で根管治療が必要と言われた場合も根管治療は歯内療法専門医による精密な根管治療をお勧めいたします。
根管治療の精度によってその後の歯周病治療で歯が保存できるかどうかが左右されると言っても過言ではないと思います。
まずはご相談ください。
 
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2022年11月24日 13:10

根管治療の適用、非適用②  ~ガイドラインに基づいた判断~

今回も前回と引き続き根管治療の適用と非適用について書いていきたいと思います。
 
根管治療の適用に関しては前回記載致しましたので、今回は根管治療の非適用の歯について書いていこうと思います。
 
ヨーロッパ歯内療法学会のガイドラインを引用すると、根管治療の非適用となる歯は
 
・機能させることも修復することもできない歯
・歯周組織の支持が不十分な歯
・予後不良の歯、非協力的な患者、または歯科治療の手順を実行できない患者
・合理的な期間内に改善できない口腔状態の悪い患者の歯

 
このように記載されています。
一つ目の”機能させることも修復することもできない歯”というのは、根管治療が終了した後に被せ物や詰め物の処置を行うことが出来ず、噛ませることが出来ない歯を指しています。
根管治療が終了した後、被せ物の処置を行い口の中で機能させる為にはある程度のご自身の残っている歯の量が重要となってきます。
被せ物が取れた状態を長く放置したり、虫歯を長い間放置したり、治療途中で歯科医院への通院が途絶えてしまった際などに、次見た時には最終的な修復が不可能な状態となっているというケースを数多く見てきました。
身体の中でも歯は失われてしまったら二度と元には戻らない組織の一つです。
上記のように歯に何らかの異常を感じた際はまずは歯科医院の受診をお勧めいたします。
症状がなくても気になるようなら歯科医師に診てもらうことで治療が今すぐに必要な状態かどうか診断してもらうことが重要です。
その先で、根管治療が必要となる治療手順となる場合は歯内療法専門医による根管治療をお勧めいたします。
被せ物が取れてしまった歯や虫歯が大きく進行している歯などは肉眼では見えない異常が存在している場合もあり、場合によっては保存が不可能な状態かもしれません。
その異常を見落としてしまうと、治療が一通り終わった後に異常部分が原因で症状が出て再治療となってしまったり、または治療が長期間に及んでしまうリスクがあります。
最初の治療で悪い要因を洗い出し、それを潰していくことで、その歯が再治療が必要となる状況を回避できると考えています。
何事も最初が肝心なのです。
根管治療をした歯に関して、今後治療が必要でなくなることをゼロにするのは不可能ですが、それを限りなくゼロに近づけられるよう努めております。
 
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2022年11月21日 13:30

根管治療の適用、非適用①  ~ガイドラインに基づいた判断~

今回は根管治療の適用となる状況について書いていきたいと思います。
 
根管治療だけではなく、”治療”は機能的または審美的に重要で、かつ予後が妥当な歯に対して計画する必要があるということがヨーロッパの歯内療法学会のガイドラインに記されています。
機能的にかつ審美的に修復でき、そして予知性のある歯かどうかを根管治療に取り掛かる前に診断しないといけません。
具体的にガイドラインにはどのように記載されているのか見ていきましょう。
 
根管治療の適用
・根尖性歯周炎の臨床的および放射線学的所見の有無に関わらず、不可逆的損傷または壊死した歯髄
→ざっくり言うと、”歯の神経の炎症が強すぎて元には戻らない状態あるいは歯の神経が完全に死んでしまっている”ということです。
 
・補綴処置の作製前にポストスペースを提供するため、修復処置前の疑わしい歯髄の状態、歯根切除または片側切除の前に歯髄が露出する可能性がある歯など
→これもざっくり言うと、”入れ歯を作ったり、被せ物を入れたりするために歯の神経を取らざるを得ない状況の場合や、歯周病や歯根破折などで歯根の半分がダメになってしまった歯を保存する状況”のことを言っています。
 
・根管内の充填が不十分で、根尖性歯周炎および症状の発生または持続の放射線学的所見を伴う歯
→根の中の詰め物の詰め具合が不十分で、レントゲン写真で根の周囲に問題を認める歯のことです。
 
・補綴修復に交換が必要や、または歯冠部を漂白する場合に根管充填が不十分な歯
→被せ物や詰め物をやり変える際や歯を内部から漂白する際に、以前の根管治療が不十分な歯のことです。
 
根管治療の適用となるとこのような文言となります。
 
”痛い”や”腫れた”などの症状がある歯に根管治療が必要となる状況は容易に想像がつくかもしれませんが、被せ物を新たに作る為・被せ物をやり変える為となるとあまり馴染みがないかもしれません。
根管治療とは基礎工事と同じで、上物を作る際ややり変える際には必要となる手順なのです。
もちろん、必要ないケースも多々あります。
根管治療は歯内療法専門医で行うことで、その後の被せ物や入れ歯を作った後や、新たに被せ物を作った後で何か起こるリスクを最小限にすることが出来ます。
ここを疎かにしてしまうことで一から根管治療からやり直しになるか、歯の状態によっては抜歯となってしまうケースもあります。
症状がない状況や、特別な歯のケースでなくても、根管治療を行う際は歯内療法専門医による治療をお勧めしております。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療を行っております。
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2022年11月18日 13:40

倉本歯科医院

〒170-0013
東京都豊島区東池袋3-7-4
倉本ビル2階

TEL 03-3590-0418
FAX 03-3590-0418

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