倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

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ラバーダム防湿について(2)

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今回は再びラバーダム防湿について書かせていただきます。
1回目では書ききれなかった重要なことをまとめていきたいと思います。
 
ラバーダムについては何回か根管治療を受けたことのある患者さんに対しても最初に説明を致しますが、ラバーダムについて知っている患者さんはとても少なく、それを付けて治療を受けた記憶のある患者さんもとても少ないのが現状です。
 
”一般の歯科医師”と”歯内療法の専門学会に所属する歯科医師”を対象にアンケートを実施したところ、”一般の歯科医師”において根管治療時にラバーダムを必ずすると回答した割合は約10%でした。それに対して”歯内療法の専門学会に所属する歯科医師”において根管治療時にラバーダムを必ずすると回答した割合は約50%でした。この結果を見ても分かるように根管治療時にラバーダム防湿を必ずする割合はかなり少ないのが現状です。
日本では、このブログでも1回目で説明させていただいた”再治療”の割合がとても多く、被せ物(クラウン)やその下に付いている土台(コア)を取り除くと、歯肉より上に出ている歯の残りの量が少ないことがとても多いのです。その状態ではラバーダムを装着することが出来ないので、”隔壁”と呼ばれる歯に囲いを作ってラバーダムを装着し治療を行っていきます。この隔壁を必ず作る歯科医師の割合は30~60%程度と報告されています。
 
私は根管治療を精密に行うことは重要なのは間違いないのですが、その根管治療を行う前準備に関してもとても重要だと考えています。この前準備を疎かにすると治療中にラバーダムの隙間から唾液が侵入したり、治療の合間にする仮の詰め物が取れたりと色々不都合なことが多く発生します。
結果的に治療回数が伸びてしまったり、なかなか症状や歯の状態が改善しない事態に陥ってしまいます。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院での歯内療法専門医による根管治療では、隔壁やラバーダム防湿をしっかりと行った環境で根管治療を実施しております。
根管治療についてお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください。
2021年10月15日 20:47

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