倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

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外科的根管治療について

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今回は外科的根管治療の適応などについて書いていきたいと思います。
 
外科的根管治療とは歯肉を切開、剥離して根尖に直接アプローチをする方法です。
通法の根管治療は歯の上から根管にアプローチをします。根管治療自体は専門医がしっかりと治療を行えば成功率の高い治療法ではありますが、全て完璧に治る訳ではありません。
根管の解剖学的な複雑性や、細菌の種類による抵抗性の違い、細菌感染の程度などによって通法の根管治療だけでは治療に反応しないケースもあるのです。
このような場合、歯内療法専門医は通法の根管治療による限界を理解しているため、何回も何回も何カ月も場合によっては何年も同じ根管治療を継続はしません。
しかし、通法の根管治療で治らないケース全てに外科的根管治療が適応になる訳ではなく、外科的に介入して治癒に向かえるケースを選択する必要があります。
 
簡単に適応症をまとめてみます。
①治療によって反応しない歯肉にできた膿の出口(瘻孔)
②治療によって改善しない炎症性の疼痛
③通法の根管治療ではアプローチできない箇所に問題がある根管
④被せ物や土台の芯棒の除去が困難あるいは除去することによって歯根に重篤なダメージを与えてしまうことが予想される場合
などが挙げられます。
 
また、非適応症としては
①被せ物と歯の隙間が開いているような歯冠側からの漏洩が疑われる場合
②患者様の同意が得られない場合
③根管上部の汚染が進んでいることが予想される場合
④疼痛の原因が歯以外の非歯原性疼痛や神経障害性疼痛の場合
などが挙げられます。
 
外科的根管治療の成功率は90%を超えるとの報告もあり予知性の高い治療法ではありますが、それは歯内療法専門医が適応、非適応をしっかりと見極めているからなのです。
また、外科的に治療する際もマイクロスコープやそれ専用の器具の使用は不可欠であり、古くから行われていた根尖に対する外科処置は成功率が50-60%と言われています。
 
外科的根管治療の成功率は高いですが、いきなり外科的な治療を選択するか、まずは通法の根管治療をしっかりとやってみるかは、術者側と患者様側との相談が必要となります。
当院では同意が得られない治療については無理に進めることはありません。しっかりとその治療法に対するメリット・デメリットを理解できるよう説明に努めております。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療、歯髄保存治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。

https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2021年12月09日 13:20

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