根の先の膿の原因となる細菌 ~日頃の口腔清掃が大切!?~
根管が細菌に感染すると根の先に膿(根尖病変)ができてきてしまいます。虫歯であれば一般的な虫歯菌と呼ばれる細菌だったり、歯周病であれば歯周病を惹起させる細菌というのがある程度特定はされています。
しかし、根尖病変を起こす細菌については特定されておらず、口の中に存在する全ての細菌がその可能性を秘めています。
通常であれば生体内に存在していても問題にならない細菌も、異常に数が増えてしまったり、宿主の免疫が下がったりすると身体に害を及ぼすようになります。
それを”日和見感染”と言います。
根尖病変は何らかの原因で細菌が根管内に侵入し、増殖し、生体に害を及ぼしている状態なのです。
虫歯を予防すれば、そこから進行する行先にある根尖病変も予防できる。
歯周病を予防すれば、そこから波及する行先にある根尖病変を予防できる。
このように、口の中の環境をしっかり清掃し整えることによって様々な事が予防できるのです。
日々のご自身の清掃をしっかり行っていただき、それでもケアしきれない部分に関しては我々がお手伝いし、それでも重箱の隅を突くように発生してしまう問題に対しては早期発見、早期治療を行うことによって歯を大きく削ったり、歯を支えている骨が吸収してなくなってきてしまうことを防ぐことができます。
治療が必要になった際はしっかりと治療を進めさせていただきますが、治療が必要なく定期的なメインテナンスで済むのであれば、我々もそれに越したことはないと思っております。
痛くなったら歯医者に行くのではなく、痛くならないように歯医者に行くように考えていただけると助かります。
少しでも気になることがあれば歯科医院の受診をお勧めいたします。
豊島区池袋の倉本歯科医院では、歯内療法専門医による根管治療、歯髄保存治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。
もちろん、治療以外の検診や歯のクリーニングも実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2022年01月19日 13:30