倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

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歯根破折  ~予防策はあるのか?~

今回も歯根破折について書いていきたいと思います。
 
歯根破折については現在の歯科医療の水準では完全に治癒させる見込みがなく、それに伴った病変が形成されている場合、治療法としては抜歯が妥当である。
しかし、破折線があっても感染が及んでいなければ保存の可能性を示す報告もあります。
その為、破折線を認めた際の対応について苦慮する事も多々あるのです。
歯根破折がある歯の未来は悪くなる一方であり、良くて現状維持というのが現状である。
 
歯根破折を起こした歯として多いのが、上顎小臼歯(上の前から4,5番目の歯)や上下顎大臼歯(上と下の前から6,7番目の歯)で、年齢に関しては40代が一番多いという報告がある。
歯根の形態や咬合力が関係していることが示唆されるので、何が予防策と言われると極論歯を使わないという考えが浮かんでしまいます。
しかし、それは現実的ではないので、やはり出会い頭の車の事故と一緒で気を付けていても起きる時は起きてしまうと割り切る必要が出てきます。
 
歯根破折が起こり抜歯した歯の割合を調べてみると、歯髄(歯の神経)が健康でしっかりしている歯に対して、歯髄が失活(神経が死んでいる)していたり、根管治療が既に行われている歯がほとんどで割合としては約88%でした。
なので、なにか一つ予防策を挙げるとしたら、歯髄を健康に保ち、根管治療が必要となる状態になることを防ぐことです。
 
根管治療が必要となる原因としては虫歯が進行してというのが一番多いことを考えると、歯根破折も患者さんの日々の意識の持ちようで予防できると考えることができます。
 
しかし、実際に歯髄が健康で歯が丈夫な時はそのような事は考えないものです。実際に根管治療による介入を受けて歯根破折と診断された時に初めて耳にするという患者さんがほとんどなのです。
根管治療が必要となった場合には、これからの将来に何が起こりうるのか軽くでも説明をしておいた方が患者さんとしても心構えができると考えます。
その為には、しっかりとした知識を有している歯内療法専門医による根管治療を受けることをお勧め致します。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療、歯髄保存治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。
https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2022年04月20日 13:10

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