倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

HOMEブログページ ≫ 根管数について  ~見落としやすい根管とは~ ≫

根管数について  ~見落としやすい根管とは~

今回は上の奥歯の根管のことについて書いていきたいと思います。
 
上の奥歯は教科書的には3本の歯根があり、根管は3~4と教わります。
通常であれば、歯に穴を開けて根管の入り口が見えた部分に器具を挿入して根管治療を行っていきますが、肉眼でハッキリと確認できることが多いのは3本なのです。
4本目があることは知ってはいる先生の方が多いとは思いますが、肉眼や歯科用ルーペではしばしば見つけられないことが多いのです。
見落としていると書きますと、注意すれば見つけることが出来ると誤認してしまいますが、ハッキリ言って肉眼で見つけることはほぼ不可能です。
歯科用ルーペを付けていてようやくスタートラインに立てるくらいの拡大率となります。
肉眼、歯科用ルーペどちらも根管治療を行うにあたり設備としては不十分で理想的な根管治療を目指すのであれば間違いなくマイクロスコープは必須となります。
 
とある報告では、上の奥歯の4本目の根管の発生率は86%と言われており、その中で未処置の根管は77%と報告されています。また、未処置の根管の72%には根の先に膿が出来ていたと報告しています。
この報告以外でも、4本目の根管の発生率は高いと述べている報告は多数存在しています。
 
発生の確率は高いことを知っていても治療するための設備が揃っていないと治療することは出来ません。
また、単純に拡大すれば見つかる場合の方が少なく、歯質を少し削っていき探索して見つかる場合の方が多いのが実感です。
よく見えない部分の歯を削っていく場合は様々なリスクが伴います。自分がどの程度削っているのか分からないまま削っていくからです。
 
今回の根管の発見についてもそうですが、やはり根管治療を行うにあたり、マイクロスコープは必須であると考えます。マイクロスコープがあることが前提で、そこから様々な知識を前提に根管治療を行うことが歯を治癒に導くために必要なことなのです。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療、歯髄保存治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。
https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2022年05月20日 13:30

倉本歯科医院

〒170-0013
東京都豊島区東池袋3-7-4
倉本ビル2階

TEL 03-3590-0418
FAX 03-3590-0418

9:30〜13:00
14:30〜18:00

休診:土・日・祝日

モバイルサイト

倉本歯科医院スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら