倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

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歯の漂白  ~最も多い原因とは~

今回も歯の漂白について書いていきたいと思います。
歯の漂白はホワイトニングが一般的だと思いますが、歯内療法の領域の中にも歯を漂白する”ウォーキングブリーチ”という方法があります。
一般的なホワイトニングは外側から薬剤を塗布して歯を漂白するのに対して、ウォーキングブリーチは歯の内側から薬剤を入れて漂白します。
歯の内側から薬剤を入れるので、歯髄(歯の神経)は除去してあることが前提となります。
したがって、歯髄が失活(歯の神経が死んでいる)おり、それに伴って歯の変色が起きているケースが対象となります。
 
ここで一つの研究を紹介します。
歯の漂白が必要なケースを集計した結果、最も多かった歯種は上の一番前の前歯で、その次は上の二番目の前歯でした。
また、原因として考えられる最も一般的な原因は歯の外傷で、次に以前の歯科治療、歯髄壊死、歯髄石灰化だったと述べています。
歯の外傷により歯髄にダメージが加わることで歯が失活して歯が変色したと考えられます。
この研究では日本でも一般的に用いられる過酸化水素水、過ホウ酸ナトリウムを使用してウォーキングブリーチを行っております。
その結果、歯の変色の改善に対して「良好」と答えた患者は87.1%、「許容可能」と答えた患者は12.9%でした。
この結果だけみるとウォーキングブリーチによる歯の漂白は歯の変色を改善するのに効果的と判断できます。
しかし、歯の漂白の効果は未来永劫続くものではありません。なので多少の後戻りは考慮しないといけません。
その場合、再度ウォーキングブリーチを行うか、歯を被せる処置に移行するかはその時の判断となります。
 
歯が一本だけ変色している場合、歯の神経が死んでいる可能性があり、過去に根管治療を行っている場合でも根管治療をやり直し、歯を内側から漂白することで変色を改善できるかもしれません。
お悩みの歯がありましたら、まずご相談ください。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療、歯髄保存治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。
https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2022年07月07日 13:50

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