倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

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炎症の急性化  ~歯内療法の救急~

今回は炎症の急性化によって痛みや腫れが酷くなり歯科に救急でかかる場合について書いていきたいと思います。
 
歯科の痛みで最も一般的な症状は歯内療法による痛みです。
海外の歯科大学の研究で、救急患者の約50%が歯内療法による痛みであったと報告しています。
ここで言う歯内療法による痛みとは、歯の神経の痛み(歯髄炎)や根の先の慢性炎症による痛みや腫れ(根尖性歯周炎の急性化)です。
 
歯内療法による痛みの発生は三つに分けられます。
1,歯内治療を行う前に発生する痛みや腫れ
2,歯内治療中に発生する痛みや腫れ(フレアアップ)
3,歯内治療後に発生する痛みや腫れ
 
1については今まで無症状だったが、症状が出て歯内治療が必要となる状態です。
とある研究では、症状がないからといって病気や治療を必要とする状態にないことを意味する事ではないことを理解することが重要と述べています。
例えば、医科の場合、高血圧と糖尿病はどちらも初期段階では症状がありませんが、生命を脅かす事態への進行を避けるために早期介入を提唱することを例に挙げています。
歯科に関しても、レントゲン写真で偶然発見された根尖病変に関しては、症状に関わらず現在の状態を患者に説明し治療を受けるかどうかの選択を迫る必要があると述べています。
当然、治療介入により抜歯となる可能性がある歯に関しては、状態を説明し、あえて治療介入せずに経過観察をする場合もありますので、その辺りは術前の相談が必要となります。
 
日本の場合、以前に根管治療を行っているのにも関わらず根尖病変を有していることが多く、歯の状態によっては次の治療介入により即抜歯となってしまうケースも少なからずあります。
そのような場合、術前にしっかりと患者さんと現在の歯の状態の情報を共有することが何よりも重要となります。
それがあるのとないのとでは、炎症が急性化して歯科に救急にかかる際の心持ちが変わってきます。
歯内治療が必要と言われているが、現在の歯の状態がいまいちよく分からない場合も歯内療法専門医にご相談頂くことで、情報の共有をしっかりと行うことが出来ます。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療、歯髄保存治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。
https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2022年08月22日 13:30

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