倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

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矯正治療による影響  ~歯の神経を取っているとどうなるか~

今回は根管治療歯の矯正治療による影響について書いていきたいと思います。
 
矯正治療は歯に適度な力を加えることによって、歯の周囲の骨の吸収と添加を繰り返して歯が移動します。
矯正治療の力が加わることによって、骨だけでなく歯根が吸収してしまうことがあります。
今回紹介する研究では、根管治療をしてある歯(歯の神経を取ってある歯)と歯の神経が残っている歯で歯根表面の表面積や体積に違いがあるかどうか調査した研究となります。
 
矯正治療の前後にCBCTを撮像して歯根表面の表面積と体積を測定して比較しています。
結果は、根管治療歯の矯正治療後の表面積の平均変化率は2.09%で、根管治療をしていない歯は3.38%でした。また根管治療歯の体積の平均変化率は2.62%で、根管治療をしていない歯は4.10%でした。
この研究の結果から、根管治療歯は矯正治療後の歯根吸収の影響を受けにくいことを示唆しています。
根管治療をしていない歯、つまり歯の神経が残っている歯の方が細胞の種類が豊富なことから様々な影響を受けやすいことが推察されます。
矯正治療の力によって知らず知らずの内に歯の神経が死んでしまっている場合もあります。
矯正治療直後の場合、歯髄検査に反応がなくても一過性の仮死状態になっている場合もあるために早期に治療介入することはお勧めできません。
その後の経過を追うことによって、仮死状態から歯の神経が復活するケースも多く見られます。
 
矯正治療を行う前の検査で根の周りに病変を認め根管治療が必要と矯正専門医が判断した場合は、歯内療法専門医による根管治療をお勧めいたします。
矯正治療前にしっかりと治療することによって、矯正治療中や治療後に再発するリスクを下げることができると考えております。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。
https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2022年11月09日 13:30

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