倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

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歯の内部に穴が開いている③  ~歯を残すことができるのか~

今回も歯の内部に穴が開いてしまう“穿孔”について書いていきたいと思います。
 
初回の根管治療の際に穴が開いている場合は前回記述した何らかの要因によって歯が吸収してしまった場合や虫歯が進行した場合などが挙げられます。
また、以前に治療した際に穴が開いてしまっている場合もあり、それは通常のレントゲン写真のみだと検出できない場合があります。
レントゲン写真は撮影する角度によっては穴が開いている事が分からない場合があり、逆に通常のレントゲン写真で検出できる場合の方が少ない印象があります。
具体的な話をすると歯列に沿って歯の横方向に穴が開いている場合は通常のレントゲン写真でも検出は容易ですが、唇側、頬側や舌側方向は歯と重なっている関係で検出が困難となります。
根管治療を開始して初めて穿孔していることに気付く場合もあります。
 
そのような場合に有用となるのが歯科用CT(CBCT)です。
特に歯内療法の領域では小さな視野の画像で情報が事足りる為、通常のCT画像検査に比べて被ばく量も少なく済みます。さらに放射線が散乱するのを減らせるので画質を向上させることも可能です。
CBCTは穿孔の場所や方向、その周辺の組織の状態を3Dで視覚化することが出来ますが、歯科用材料が充填されていたりすると画像が見えにくくなってしまうこともあります。
穿孔が疑わしく通常のレントゲン写真で検出が困難な場合は術前にCBCTを撮像することを検討してもいいのですが、上記のようなこともある為、ある程度治療が進んでからCBCT撮像を行った方が良い場合もあります。
また穿孔の場所によっては通法の根管治療のみでは治癒に導くことが難しい場合もあるため、外科的根管治療の可能性を術前にお伝えすることも重要となります。
穿孔が起きていると一般の歯科医師では対応が困難な場合が多いので、その為保存が困難となってしまいます。
全ての穿孔している歯が保存できるとまでは言いませんが、穿孔していても諦めなくてもよい可能性があることは知っておいていただければと思います。
その際は歯内療法専門医までご相談することをお勧めいたします。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。
https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2022年12月05日 13:40

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