倉本歯科医院|歯内療法専門医による精密根管治療|東京都

歯内療法専門医によるマイクロスコープ、歯科用CTを使用した精密根管治療を実施しております。

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外科的根管治療 ~根管治療で治らなくてもまだ大丈夫!?~

根の先に膿がある(根尖性歯周炎)場合は根管治療によって治療を進めていきますが、稀に根管治療のみでは治癒反応を認めずに治癒しないケースがあります。
 
そう判断する根拠は様々あります。
例えば、
膿の出口(瘻孔)が根管治療によって消失しない
根尖部からの排膿や浸出液が止まらない
根尖部の根管に問題があり治癒が見込めない
細菌が根の先から外に出て根管内からでは除去できないと見込まれる
土台の芯棒(ポスト)が太く長く挿入されており除去するのに危険を伴う可能性がある
新しい被せ物をしたばかりでどうしても壊して外したくない

などが挙げられます。
 
このような場合は、歯の上からアプローチをする通法の根管治療に加えて、直接根の先(根尖)にアプローチをする”外科的根管治療”を検討します。
 
外科的根管治療については以前の記事でも紹介していますのでご覧ください。
 https://kuramotodc-ikebukuro.com/blog_articles/1639011525.html
 
外科的根管治療を行うにあたり、最も重要な事は術前の診査です。
根管内の状況は通法の根管治療の際に把握していますが、それでは見えない部分、例えば、膿による骨への浸食の程度や骨の厚み、歯根の状態などを考慮して、外科的根管治療を行い治癒が見込めるかどうかの判断が大切なのです。
 
外科的根管治療の成功率は90%ほどで成功率の高い治療法ではありますが、それは術前の診査を適切に行い、適応症を見極めているのも関係しています。
 
しかし、根管治療を長期間行っていても治癒しないケースでも、いきなり外科的根管治療を行っても予後が悪い場合があります。
それは根管上部の感染を適切に除去しきれていない場合です。
外科的根管治療は根の先(根尖部)にしかアプローチできない為、術前の根管治療が適切に行われている点も予後に関係してきます。
 
いきなり外科的根管治療を行うケースは稀で、まずは歯内療法専門医による通法の根管治療をしっかり行ったうえで、それでも治癒しないケースに関して外科的根管治療が検討されます。
その歯がしっかりと治癒できる道筋に乗っているかがポイントとなります。近道はないのです。
 
いきなりご自身で判断なされずに、まずは歯内療法専門医に相談するのをお勧めいたします。
 
豊島区池袋の倉本歯科医院では歯内療法専門医による根管治療、歯髄保存治療を行っております。
お悩みの歯がありましたら、ご相談ください。

https://kuramotodc-ikebukuro.com/reservation.html
2021年12月23日 13:40

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